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ローコスト手法により、躯体費の低減を計る。
建築基準法の範囲内で耐震性を損なわずに躯体費を下げることを目標とする。 そのためには総合的に考える必要があり、各部門の協力の上に成り立つ。 例えば耐震壁以外の壁を取り上げた場合、構造的にはほとんど必要ありません。 かと言って意匠的には無くす訳にはいきません。
経済性の面から軽量化は絶対条件であっても、意匠と構造のトータルコストで考えなければ意味はありません。 以下ローコスト手法の一例をあげてみます。
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・バルコニーにRCの手摺をつけないで、外部足場を省く。 |
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・共同住宅の場合妻側戸境壁はすべて耐震壁としてスパン方向の柱梁断面を極力小さくする。 |
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・小梁は大梁に負担をかけないよう、なるべく耐震壁方向へかける又、単純梁をさけ、連梁とする。 |
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・階数を安易に決めない。 法規、杭工法を併せて考える。 |
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・柱、梁はなるべく同一断面とする。 型枠、施工の単純化。 |
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以上ほんの一例にすぎませんが、意匠の協力の上にお手伝いできると思います。 |